ほんとに紫織は優しいなぁ………。


「ありがとう。紫織大好きだよ!」


『ちょっと……!なによいきなり!!』


「えへへ。なんとなく」


『もう。………あたしも、怜美のこと大好きよ』


「ありがとう。紫織」


そう言うと、いきなりガチャッという音がして、勇真君が帰ってきた。


「あっ、勇真君帰ってきたから、そろそろ切るね。おやすみ、紫織」


『わかった。おやすみ、怜美。また明日ね!』


「うん!バイバ〜イ!」


そう言って、電話を切った。


「お帰り、勇真君」