「えっ!?そうなの?」


『うん。めっちゃ必死に考えてたから、アドバイスしてあげたんだ。
“ありのままでいいんじゃない?”って。


そしたら何か閃いたみたいで、“ありがとう”だけ言ってあとは何も教えてくれなかったんだけど……あとから教えてくれてさ』


「そうなんだ。じゃあ、紫織にも感謝だね。ありがとう」


『え〜?あたしがお礼言われてもいいの??』


「いいよ?だって、なんか嬉しいし。紫織も私達のこと、ちゃんと考えてくれてるんだな……って。
そう思うと嬉しいもん。それに、事務所にも秘密にしてくれてるしね」


『そりゃあね。あたしも、二人がくっついてくれて嬉しいから』