(ユウ side)
病院へ着いた。
シオンはすぐに集中治療室に運ばれた。
オレは看護師に誘導され、待合室でシオンを待つ。

携帯を取り出して時間に目をやると、もう夕方の6時をまわっていた。
もう何時間待っただろう…。
シオンは大丈夫なのか…。
そんな時、待合室のドアが空いた。
中に入って来たのは医者と看護師。
「清水 紫音さんの付き添いの方ですか?」
「はい。」
「重要な話があります。一緒に来て下さい。」