次の朝起きた時、ユウはまだ私の部屋にいた。
私の手を握ったまま顔を布団の上にのせ、眠ってしまっている。
可愛い寝顔・・・。
そう思って彼を起こさないように起き上がる。
そして彼の頭をなでてみた。
・・・綺麗・・・。
整った顔立ちにクールさを引き出している茶色い髪。
そんな彼に見とれていると、
「シオン??」
顔を突然上げたことにビックリした私はすぐにユウの頭から手をどける。
「/////」
思わず赤くなってしまう顔を私は手で隠そうとする。
でも見られてたのか、
「シオン、可愛い。」
なんて言われるからもっと恥ずかしくなってしまう。