歩む道

「分かってるよ…。」
自然と発してしまった言葉に私は自分の口をふさいだ。
だが、もう遅かった。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」
髪を引っ張られ、座っていた椅子から突き落とされる…。
そして…

「嫌だ…‼」
そうつぶやいてベッドから落ちた。
「シオン、大丈夫か?!」
聞いた事がある声に顔をあげる。
「ユウ…?!」