先輩は、体育館裏に呼び出している。

私の現在地は体育館の入り口の前。

つまり、もうすぐ告白だ。

どうしよう！緊張する！

なんて思っているうちについてしまった…

「せ…先輩！」

「遠野、どうしたんだ？急に呼び出して…部活でなにかあったのか？」

ちなみに私は剣道部だ。

もちろん先輩目当てで最初ははいった。

しかし、先輩に少しでも見てほしくて練習をしているうちに剣道に目覚めた私。

今では、大会で優勝もするようになった。

話を戻そう。

「嫌…そうじゃないんです…えっと…あの…先輩…」

「なんだい？」

よし！やるんだ！美穂、あなたならできる！

私は深呼吸してから勢い良く言った。