「あたし…こっちの世界じゃ本当にひとりなのよ?」 「そんなことないわ。彼がいるもの。」 「こっちの世界に人間なんてあたしたちだけじゃない!」 「彼は?」 「あんなの本当に人間なの!?どうせお姉ちゃんが魔法で――!」 「あたしは魔法を捨てたの。」