5つの傘が一本の道を一列に並んでいる。


「・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・」


「・・・・・・・・・・・・・・」


「これじゃ会話できねえだろ・・・・・・」



「そんなことゆってもこっちのが歩きやすいじゃん・・・」


「千恵もちょっと傘がぶつかるぐらい我慢しなよ~」



亜紀があきれたように言った。



「だって~・・・」



その時。