「o,n,l,y」 亜紀ちゃんは近くに誰がいるわけでもないのに耳打ちであたしにそう言ってきた。 「only?」 「うん」 「・・・って確か・・・。 英語で『それだけ』って意味だよね?」 「そだよ、うちは何にしても一途であることを常に意識して・・・・」 「よく聞こえなかったなー、何だって~?」 突然うしろからあたしと亜紀ちゃんの間に秀二が割り込んで肩を組んできた。 「わあっ!!びっくりした・・・・・・」