授業がやっと終わって休み時間に入ったとき、繁正が呼び出してきた。


「どうやら慎自身やっぱショックだったらしいな。


すげぇわかりやすいやつだぜ」


「仕方ないよ、体が勝手に動けなくなる体質なんだから」



「ま、慎自身たぶん何で自分は動けなくなってるのか気付いてなさそうだけどな」


「あたしも・・・そう見えた・・・」



「とりあえずこれ」



繁正は折りたたんである小さな紙を渡してきた。


「さっき授業中に書いた。


また何かあったらここに掛けろ」