奪愛-DATSUAI-

その日、理科で一緒のグループになったときも、


廊下のすれ違いで声をかけられたときも、


からかってきたときもあたしは無視をし続けた。



最初は無視をするごとに胸が痛んだりしたけど、


アヤセに言われたように何回かし続ければ慣れたような気がした。



帰り道を亜紀ちゃんと歩いて話していても何度か溜め息が出てしまった。


よし。


今日は完璧だった!


あと6日・・・


あと6日だけ・・・・・!


夢の謎のために・・・・