奪愛-DATSUAI-

・・・・・・・・・・・じゃなくて!!


慌てて首を振る。



授業担当の教師の方を指さして耳のうしろに手をあてる。



そしてまたさっきと同様に口元に人差し指を立て、「い」の口をする。



「普通に話せよ」



慎はため息混じりに言って頬杖をついた。




ふぅ~・・・。


アヤセの方を向くと、こっちに向かって親指を立てていた。



あたしは安心して笑みがこぼれた。