…………気づけば私は夢を見てた。
ぼんやりした光の中で私と咲坂くんが居て、一緒に雲の上を見上げてる。
雲の上には眩しいほどはっきりとした強い光があって、その中には蓮くんの姿が見える。
咲坂くんは私の腕をしっかりと掴んでるんだけど、私の体は自然と雲の上に向かってく。
それを咲坂くんが引っ張って止める。
「そっちの道はきびしいよ」そう咲坂くんは教えてくれるけど、私は一生懸命空に羽ばたこうとする。
それを見てみくが来て、みくも「こっちの方が穏やかだよ、あっちに行かないで!!!」って叫んでる。
…でも、私の体はどんどん上に行く。

