「飲み物頼んでくるから、ここで待ってて。」 「うん。」 ぼんやり外を眺める。 結構ここらへんってカップル多いんだよね…。 ぼーっと人間観察をしてたら、咲坂くんが帰ってきた。 「何も聞かずに買って来ちゃったけど…カフェオレ飲めるよね?」 「うん、大好き!!」 「………っ!!」 咲坂くんが突然、両手で顔を覆う。 「え?! どうしたの??!!!!!」