「……兄貴。てめぇなにしてんだよ。」 えっ?!! 今日、まさかの寝起き悪くない?! ガバッと派手に起き上がった蓮くんは私を拓さんから引き剥がす。 「蓮…? えっ? …あれ?」 拓さんは私を見て驚いている。 「なにが花音だよ。彼女と間違ってんじゃねぇよ。ばーかっ」 「…あ……ごめんっ! 唯ちゃんっ」 「…いえっ…大丈夫です」 「唯にこれから絶対触れんな。兄貴は彼女だけ愛してろ。」 「ごめんなさーい」