恋の家庭教師


「蓮くーん」

トントンと肩を揺すってみる。

「……ん…」

そういえば、
蓮くんって寝起き悪いんだっけ?


「蓮くん、おかゆ作ったよ!」

「……なに…?」

まだぼーっとしてる蓮くんに、
私はおかゆを差しだす。

「風邪のときはおかゆ食べないとっ」

「あぁ…ありがとな………」

「えっ?蓮くん?!」

蓮くんは私に笑ったと思ったら、そのまま瞼が落ちて…また寝息をたて始めた。


「あぁーもー…あったかい内に食べたほうが絶対おいしいのにー…」


しばらく蓮くんを眺めてる内に、
私も眠りの世界に入って行った…。