恋の家庭教師



「…わかった。でも必ず一人で行動すんなよ?何するかわかんねぇ奴だから。」


「大丈夫っ!」


とにかく…
とにかく…

なにか力になりたいんだ。


「じゃあー唯ちゃん監禁しちゃうー?」

拓さんがさっきの真面目なモードを切り替え、ニコッと笑いながら言う。

「冗談はやめてくださいよっ!!!」

監禁…って!


「だって危ないじゃん?外でたらアイツに捕まっちゃうかもよ?怖い怖いっ」

「そ、そんなに怖い人なんですか…?」

外でただけで捕まるって…
そこまでするかな?!普通。

「兄貴言ーすぎ。唯怖がるだろ。てか実際、あいつしつこいだけで怖くは無い」

「そっか、了解っ!」