「大丈夫だよ…それより…早く和解できるように私も協力してもいいかな…?」
「なんで唯が入るんだよ。あいつ、俺の今カノが唯って知ったら何をしでかすかわかんねぇんだぞ?!危ねぇだろ」
「お願い…私も協力したい!」
私は蓮くんに頼ってほしかった。
こんな年下に…って子供扱いされたくないし、なにより蓮くんの力になりたい。
「蓮は心配なんだよな?あいつすごいんだよー?キモいほど一途でさ……」
拓さんが寂しそうに呟く。
「なにかあったら…というか、連絡がきたら私に代わってほしいです。」
田中詩織さんがどんな人なのか、どれくらいの歳なのか…知らないけど。
とにかく力になりたい。
こんな気持ち初めて。

