「俺さぁ、ムカついて…ケー番もメアドも変えたんだけど…なぜかちょこちょこ連絡くるんだよ。最近はそれが悪化して…兄貴のケー番とメアドまで入手したらしくて…俺らに毎日のように訴えてくる。まだ好きだからヨリ戻そうって。」
…なにも…知らなかった…
だから疲れてたの?
なにも気づいてあげられなかった…
今思えば、家庭教師のときだって、アクビしたりボーッとしたりしてたかも…。
「あいつ、なに考えてんだろーな。そんなことされて、また付き合うなんてなるわけねぇーのに。それでさ…俺も馬鹿だからさ…“一日だけ遊園地付き合って。そしたらきっかり諦める”って言われて、OKしちゃったんだよ…。」
はぁーあ…
とため息をつく蓮くん。
弱音をはくというよりも、自分を責めてる……私はそんな印象を持った。
「それ…いつの話なの?」
「…数日前。ほんとごめんな?まだこんな問題解決してなくて。」

