「蓮よかったね~!俺よりかっこいいんだってよ。俺の方がモテるのに残念ー」
拓さんがおどけると、蓮くんは手をあげて私に向けて手招きをした。
「唯…こっち来い。」
「えっ…」
私いま顔真っ赤なのに…そっち行くの恥ずかしい恥ずかしい!
「いいから早く。」
「はぁーい…」
私がおとなしくソファの脇に行くと、拓さんも続いてソファの脇にきた。
「ねぇー! オムライス作りたいのに、またラブラブする気?」
「いや、違いま…「そーだけど?俺治ったし。兄貴一人で作ればいーだろ」
「おまえ治ってないじゃん!」
拓さんが顔を覗きこむと、蓮くんは顔を背ける。
「熱あるけど、頭痛は治ったし。」
「もう少し寝た方がいいよ?まだ寝てからちょっとしか経ってないし!」
私が言っても蓮くんは、
もう大丈夫の一点張り。

