「おふたりさーん。エロいことしてる場合じゃないと思うよー?」
ハッと拓さんの方を見ると、拓さんは蓮くんを私から引き剥がす。
「なにすんだよー。俺は唯がだいすきだからーいーんだよーほっとけよー」
やっぱりおかしいっ
すると拓さんは蓮くんのおでこに手を当てて体温を測り始めた。
「やっぱり。」
「あぁ?なにがやっぱりなんだよー、俺はいつも通りだ……しっ…」
「…っ!!」
蓮くんが私に身をあずけて、私を抱きしめるように寝息をたてはじめた。
寝てるしっ
「うわっ!ほっぺ熱いっ」
「だからおかしかったんだよ…とりあえず寝かせとくか。」

