そして、大きなバッグは蓮くんに持ってもらい、鍵をかけて家を出た。

「今日からよろしくお願いします!」

歩きながら、
改まって私が言う。

やっぱり、こんな急遽一緒に暮らすなんて…さすがに迷惑かけちゃうだろうし。


「…それはどっちの意味で?」

ニコッと笑いながら私の顏を覗きこむ。まるで試すかのように。


「どっちの意味って…どーゆー意味?!」