恋の家庭教師




……ふと、
手を止めて蓮くんを見た。

さっきまで、無言で蓮くんは目で私を追ってたのに、今はもう瞼を閉じてた。

寝ちゃったのかな…?


準備は終わったんだけど…

「あっ」

危ない危ない。

机の上に忘れるとこだった。


青く光るサファイアを手に取り、大事に大事に…ポケットにいれた。


さてとっ
蓮くんに起きてもらわないと困るなぁー

起こしちゃうのも少しもったいないような…こんな整った顔まじまじ見れる時なんて滅多にないし。