恋の家庭教師


「た、ただいまー」

恐る恐るいうと、

「おかえりー…って、えっ? 唯?!」

お母さんが驚いた表情で、玄関にでてきた。

「あの…学校休んだんだ。お母さんと話したいことがあるから。」

「…そういうことね。とりあえず中に入りなさい?」


私たちはダイニングテーブルに、
迎え合わせになるように座った。