蓮くんが時計を見ながら言った。 「学校もう始まってるけど、どうすんの?」 「え? どうしよう…遅刻じゃん…」 「サボるぞ。」 「でも…いいのかなぁー…」 蓮くんがこの間みたいに、私の携帯を奪い取って、みくに電話した。 「あっ!また勝手に!」 立ち上がった蓮くんの身長は高くて、やっぱり届かない。