「私も…大好きだよ。」


精一杯の私の声は、

蓮くんのキスのせいで、

余韻を残すことなく、

風のなかに消えた。




時間が止まってるみたいだった

けど、

私は蓮くんの唇を離すことなく、

強く抱きしめ返した。