「唯…」

「な、な、な…なぁにっ?!」

あまりにも…ドキドキしすぎて超噛んじゃった…。

だって初対面で呼ばれたときよりも、色気たっぷりだったんだもん…。


さらに強く蓮くんが私を引き寄せた…から、私は無意識のうちに蓮くんの背中に腕を回してた。

「…唯……」


そう蓮くんが呼ぶから、
私の名前は特別に聞こえる。

かっこいい声。
かっこいい見た目。
なのに優しい蓮くん。
…好きだよ?