「サボり過ぎちゃって、あの一番恐い三崎に怒られてへこんでる」

「フッ。バカだな~!三崎、まじこえーからな…。まあ、ざまーみろだわな」


遠い目で、木下くんが見つめる空を見つめた。

「…それだけじゃねんだろ?」

あたしの質問に苦笑いする木下くんに目を移す。


「先輩には、なんでもお見とうしか…」

「まあな!」


あたしが笑うと木下くんもにこっと笑った。