はあ……。

今戻っても、どうせ説教受けるだけだからこのままサボろ。


「ん……」

――――何時間が過ぎただろう。

目を開けると空はオレンジ色に染まっていた。

床にそのまま、仰向けに寝てたから背中が痛い。


目が少し覚めてきたので起き上がり、辺りを見回す。

視線のちょっと先に、木下くんがいた。


「あ、起きた。先輩いつからここに居たの?」

「木下くんは、なんでここにいんの?」


木下くんは、少し困った笑顔を見せた。