「怜王!お前昨日帰ることねぇーだろ!」


朝礼が終わるとすぐに春人が話しかけて来た


「あのあと女の子みんな帰っちゃって俺らだけになったんだぞ!」


「だったら最初から女を誘わなけりゃいいだろ」


「そういう問題じゃねって!」


「おい春人、そんな事より怜王すげー可愛い子と知り合いなんだぜ!」


良樹が二人の話を割って入ってきた


「マジ?お前女嫌いとか言ってそーゆー人いんじゃん(笑)」


「違うって」


「なんか昨日不良から助けたらしい」


「やるな〜怜王(笑)」


「だからそんなんじゃねぇって言ってんだろっ!」


怜王は立ち上がり教室を出ようとした


「おい、もう授業始まるぞ、便所なんか行ってる時間」


「眠いからサボる。どーせ簡単だし」


そう言って怜王はどこかに行ってしまった