それから、季川秋人の家に行った。




家に帰りたくなかったから。






怖かった・・・。


『コンコン・・・。』





『俺・・・。春人だけど・・・・。」



春人・・・先輩か・・・。





「どうぞ・・・。」



『ガチャ』


「大丈夫か?一応ココア持ってきた。」




「ご迷惑をかけてすみません。」






先輩の手には温かそうなコップ。

そこから湯気が立ち上がってる。


「冷めるまで、待ってな。」




「はい・・・。」





「雄也だっけか?」




「そうです・・・。」