「おい。何やってんの?」 『シャッ』 カーテンが開けられたと思ったら、雄也さんを倒した。 逆光で見えない。 「舞華チャン、大丈夫?」 秋人・・・? 本当に季川秋人・・・・? 「ヒック・・・」 あの時、枯れたはずの涙が惜しみなく流れてくる。 「季川ぁ・・・・・」 「よしよし・・・。怖かったな。」 と言って、抱きしめてくれた。 季川秋人からは、あの日忘れたはずの思いが込み上げてきた。