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駅の前に着いた。


「弘毅ぃ!!」




いつもより、ちょっと甲高い声を出した優。






あの痛みはなんだろう。


「優!!」






「舞華!!うちの彼氏の弘毅!!」


「・・・」

「舞華??舞華ってば!!」





はっ・・・。

今はだめだめ。



優のためなんだから。




「あっ。初めまして。舞華です。」



「優の彼氏の弘毅です。」





弘毅サンの顔を見ると、いかにも怖そうな・・・。
極道っぽい人。


ふと、指を見るとタトゥー・・・。