「八つ当たりか?凛にやったことと同じだな。このカスが。」 「黙れッ。お前に何がわかる。」 春人先輩は、止める様子もなくだた見てるだけ。 「何もわからない。でも、舞華の気持ち・・・凛の気持ちはわかる。」 冬人君の目には、涙があった。 今、あのことを言うつもりなんだろう。 「俺は、ずっと除け者にされてきた。」 勇気が必要なんだろう。 「お前らの母親から。」 「お前らの・・・?お前の母親でもあるだろう?」