「あ、秋人。食事はどうするんだ?」 「遊びに行くから。」 秋人の声が聞こえる。 何も言えない。 言えるわけがない。 「おい、待てよ。」 低い声で唸ったのは、冬人君だった。 足だけを止め、振り向かない秋人。 「何?」 「最低だ。舞華を凛に重ねたあげくにお前は・・・」 「黙れ。」 いつものチャラい感じとは違う。 余裕がない感じだった。