「本当に古城龍ですか?」


「はい。ご本人にも確認は取りました。」




お兄ちゃん・・・?








中には横たわったお兄ちゃんがいた。


「お兄ちゃん・・・嘘でしょ・・・?」






「龍さんっ・・・。」


「お兄ちゃぁん!!何で!?」






「龍さん・・・。逝かないでくださいよ・・・。」








春人先輩は、あたしの手を握ってくれた。



「はぁ・・・はぁ・・・ごめんな・・・。」


「お兄ちゃん!」




「俺の・・部屋の机の・・・一番上の引き出し・・・を見てくれ・・・」