玲夜とふたり静まり返った階段を下りて靴箱へ向かうと玲夜の言ったとおりこまちが待っていた。 「あ、お兄ちゃん、玲夜くん。おっそ~い」 「ごめんごめん」 「悪いな、こまち」 「帰ろ!今日はハンバーグだって!玲夜くんもおいでよ」 「それじゃあ、おじゃましゃおうかな」 来た道を同じように帰っていく。 それぞれがいろんな想いを抱えながら。