私たちは新しいクラスへ行った。

―ガラ
教室のドアをあけた。
そして決められた席についた。
さえは私の後ろの席だった。
「ね…あの人かっこよくない?」
さえが小声で言ってきた。
「誰…?」
「私の隣の席の子!」
「あぁ~確かに!名前なんだっけ?渡辺?でも中沢クンの方がかっこいいよ!」
「ありえなーーーい!」
「ってか私の隣の席の人誰だろう?」