補習はなんとか終わり
外を見ると見事に晴れていた

これから宏樹さんのとこに向かう
でも本当に来るのか心配で
ならなかった

あたしはそんな想いが
顔に出ていたのか
友達がなにかあったのか聞いてきた

「いやー今から仕事?笑
まじ行きたくなくなってきた」

なんせ人見知りだし…
もはや心臓ばくばく

「なんだよ仕事って(笑)
菜柚が言うと怪しいわ」

そんな会話を少し交わし
あたし達は別れた

電車に乗ろうとしたその時
携帯が鳴った

画面を見ると峻からの着信を
示していた