「戻ろうか…和子」
「遥……やっぱり何かあった?」
「…え?」
「早瀬川先輩のこと、気にしてる?」
「あ……」
やっぱり、和子には何でもお見通しだ。
「……もうすぐお別れなんだな、って思ったらなんか寂しくなっちゃってさ……」
私は今度は正直に言った。口に出すと、涙がこぼれそうになる。
和子はしばらく黙った後、こう言った。
「遥、やっぱり早瀬川先輩に告ったら?」
「……え?」
「このままだといつまでも未練残したままになっちゃうよ」
「……!」
それは、違うと断言出来ない。
でも、私には……。
「そんな勇気ないもん…どうせフラれるだけなら言わないほうがマシ…」
「遥、それでいいの?」
私が弱音を吐くと和子はすぐに言い返してきた。
「遥が2年間も思ってきたのってその程度?」
その冷たい言い方に私は少しイラッときた。
「……和子には関係ないよ!」
「ちょ…関係ないはないでしょ!?私は遥のこと思って……」
「これは私の問題だもん!」
「……!!」
「……あ…」
私がそう言った時の和子の顔。
すごく哀しそうだった。
「ご、ごめ…」
「……わかった、そこまで言うなら好きにすればいいじゃん」
「……!」
和子は私に背を向けて何処かに行ってしまった。
「遥……やっぱり何かあった?」
「…え?」
「早瀬川先輩のこと、気にしてる?」
「あ……」
やっぱり、和子には何でもお見通しだ。
「……もうすぐお別れなんだな、って思ったらなんか寂しくなっちゃってさ……」
私は今度は正直に言った。口に出すと、涙がこぼれそうになる。
和子はしばらく黙った後、こう言った。
「遥、やっぱり早瀬川先輩に告ったら?」
「……え?」
「このままだといつまでも未練残したままになっちゃうよ」
「……!」
それは、違うと断言出来ない。
でも、私には……。
「そんな勇気ないもん…どうせフラれるだけなら言わないほうがマシ…」
「遥、それでいいの?」
私が弱音を吐くと和子はすぐに言い返してきた。
「遥が2年間も思ってきたのってその程度?」
その冷たい言い方に私は少しイラッときた。
「……和子には関係ないよ!」
「ちょ…関係ないはないでしょ!?私は遥のこと思って……」
「これは私の問題だもん!」
「……!!」
「……あ…」
私がそう言った時の和子の顔。
すごく哀しそうだった。
「ご、ごめ…」
「……わかった、そこまで言うなら好きにすればいいじゃん」
「……!」
和子は私に背を向けて何処かに行ってしまった。

