虹の詩 【短篇】

タクシーが駅に着いて、また違うタクシーに乗り換えた。

今度は目的地の海の名前を告げる。

その間もずっと、君は俺の体調を気にしてくれている。

俺は少し、息苦しくなる呼吸を感じていた。

それでも、久しぶりに動いているからだと自分に言い聞かせていた。