虹の詩 【短篇】

俺が入院して、もう1年くらいになる。

何度かの急変を乗り越えてきた。

しかし、今度急変したら最後だろう。

だから、俺は君への手紙を枕元の棚の中に隠している。

君が読むときはくるのだろうか。