あたしの愛、幾らで買いますか?

エリの隣に居る笹井の表情も冴えない。

なんだか、

エリも笹井も

あたしが居なくなると思っているらしい。


「別にさ、
 一生会えない訳じゃないし…
 ただ、学校辞めるだけだよ?」


あたしは笑いながら二人に言う。

それでも、二人の表情は

まだ曇ったまま。

そして、あたしの言葉は続いた。


「学校だって、
 あたしが居ない方が
 空気も乱れなくってさ、
 居心地がいいんじゃない?
 先生達だって、一安心でしょう?
 いつもいつも
 あたしと百合子が殴りあったとか
 そんなの…
 皆だって迷惑してたじゃない…」


学校は居心地が悪いから嫌いだった。

あたしの味方なんて誰だっていない。

今、前に座ってる笹井だって

結局百合子側にいったヤツだ。


言葉だって、

空気だって、


何一つ信用なんか出来ない。


あたしが信じてるのは

朔羅の愛情だけ…。