あたしの愛、幾らで買いますか?

その零れ落ちた言葉を母は拾い、


「…勝手にしなさい。
 後悔しても
 自分の所為なんだからね?」


そんな当たり前の事を言われた。

言われなくたってわかってる。

もう守ってくれる人は居ない事くらい

知ってる。


「学校には自分で連絡するから」


あたしは母に、そう言って

少しだけ冷えたカフェオレを口に入れる。


無言の時間。

だけど、空気はどこか穏やかで

不思議と少しだけ安心できる空間だった。


―ブブブッ


こたつの上に出しておいた携帯が震える。

携帯のサブディスプレイには


【受信完了】


その文字が流れる。