その電話が‘現実’に戻る合図。

不覚にも、朔羅と


『離れたくない』


そう思ってしまった。

よくわからないけれど、

朔羅ならあたしの全てを

わかってくれると思った。


根拠なんて無いけれど…。

あたしを暗闇から

救ってくれると思った。


…朔羅とあたし、

所詮他人なのに。