あたしの愛、幾らで買いますか?

ガタガタと揺れる電車。

それに乗っているあたし。

寒い所為か、電車のシートは暖かく

暖房がついている。

決して広くは無い車両には

ぽつりぽつりと人がいるくらいだった。


暗い暗い地下を走る電車。

反対側の大きな窓にあたしが映っている。

少し濃いめの茶色いアイシャドウの所為か

目の周りが少し黒く見えた。

洋服もメイクもモノトーン。

それが一番落ち着くから。


少し電車に揺られていると

睡魔があたしを襲う。

うとうとと揺られ、

なんとなく脳裏に

モノクロ写真のように1枚1枚

断片的に映像が流れる。