あたしの愛、幾らで買いますか?

パパッと簡単に身支度を整える。

細身のデニムに白いカットソー

そして、黒のレザーのジャケット。

このジャケットは朔羅がくれたもの。

というか、

知り合いのスタイリストさんから

戴いたと言っていた。

凄くイイモノなのだろう…

皮が固くてズシリとする。

動きにくいけど、その分風を通さない。

かなり重宝している。


ここで暮らすようになって、

あたしの洋服はしっかりしたものが

増えていった。

しかも、どれもこれも

あたし好みの洋服だ。

雑誌で見た憧れブランドの洋服達。

少しだけ体重が落ちたから

彼が仕事で一緒になった人たちから

譲り受けた洋服が

スルスルと入るようになった。

それまで、入らなかったようなサイズだ。


特別何かをしているわけではないけれど、

スルスルと痩せていくあたしを見て

彼は心配ばかりする。