「姫様ー、こんにちはー。って…嘘ー！！！」

太郎の目の前に現れた姫様は、毛深いゴリラだったのだ…

「うほっ？」

太郎が固まっていると、ゴリさんがあわてて入ってきた。

「姫様！まことに申し訳ありません！ほら、太郎様。部屋からでてください！」

ゴリさんに押されるように部屋からでた太郎は扉がしまるとともにゴリさんに質問した。

「姫様って、やっぱりゴリラなの！？美人じゃないの？てか、うほっ、って何？」

「太郎様落ち着いてください。姫様は、ゴリラと人間のハーフです。ちなみに美人です。」

ゴリさんが、太郎の質問に答えていると扉の向こうから綺麗な声がした。

「ゴリ、はいってよろしいですわ。客人の方もどうぞ。」

「は、はい！」

「ほら、太郎様いきますよ。」

太郎は、ゴリさんにせかされておそるおそる部屋に入った。
部屋に入った太郎の目の前にあらわれたのは…

超美人な人間だった。

「誰ですか…？」