実は、あのお土産。小さいほうはバナナだが大きいほうには人の命を50年間分すいとる煙がはいっているのだ。

姫様は、その吸い取った命で若さと美貌を手にいれているのだった。

「おい、ゴリ!!また、人間つれてこい!若くてピチピチなやつな。」

「…はい…」

静かに部屋をでたゴリさんはため息をついていった。

「姫様も、あの性格を直せばモテるのに…」

ゴリさんのつぶやきは長い廊下に静かに響いた。

ゴリさんに幸せがおとづれるのはいったい、いつになることやら。


☆おしまい☆