「瑞貴くん?」
月也の住むアパートの階段を登るとき不意に声をかけられた。
「ああ、篠瀬さん」
「今帰り?1時間くらい前に時峰君も帰ったみたいなんだけど、遊びに来たの?」
「いえ、あいつ今日体調悪そうだったから保健室連れてって、その後早退したんですよ。
プリント届けるついでに様子見に来ました。」
このアパートの管理人の篠瀬さんは、気さくな人だ。20代後半で、2児の母。月也はもちろん俺も高校時代から世話になる事が多い。
「やだ、風邪?最近はインフルエンザも流行ってるし瑞貴君も気をつけなきゃ。ちょうど風邪をひかないようにって彼に梅干し持っていこうと思っていたの。」
「おばあちゃんの知恵っぽいですね。それ、後で俺も食べよ。」
「どうぞ、一杯付けたから後で瑞貴くんにも分けてあげるよ。」
「はは、やりー。」
そんなやりとりをしながら篠瀬さんに続いて階段を上り、月也の家のチャイムを鳴らす。
「あれ?もしかして月也のやつ寝たかな。」
「そんなに具合悪そうだったの?」
「珍しく本人からだるいって言いだしたんですよ。」
「そう、じゃあ、少しそっとしておい…『がん!』。っ!!」
月也の住むアパートの階段を登るとき不意に声をかけられた。
「ああ、篠瀬さん」
「今帰り?1時間くらい前に時峰君も帰ったみたいなんだけど、遊びに来たの?」
「いえ、あいつ今日体調悪そうだったから保健室連れてって、その後早退したんですよ。
プリント届けるついでに様子見に来ました。」
このアパートの管理人の篠瀬さんは、気さくな人だ。20代後半で、2児の母。月也はもちろん俺も高校時代から世話になる事が多い。
「やだ、風邪?最近はインフルエンザも流行ってるし瑞貴君も気をつけなきゃ。ちょうど風邪をひかないようにって彼に梅干し持っていこうと思っていたの。」
「おばあちゃんの知恵っぽいですね。それ、後で俺も食べよ。」
「どうぞ、一杯付けたから後で瑞貴くんにも分けてあげるよ。」
「はは、やりー。」
そんなやりとりをしながら篠瀬さんに続いて階段を上り、月也の家のチャイムを鳴らす。
「あれ?もしかして月也のやつ寝たかな。」
「そんなに具合悪そうだったの?」
「珍しく本人からだるいって言いだしたんですよ。」
「そう、じゃあ、少しそっとしておい…『がん!』。っ!!」
